よくあるご質問
豊胸術にはどんな種類がありますか?
豊胸術には、大きく分けて「シリコンバッグ挿入法」「脂肪注入法」「ヒアルロン酸注入法」の3種類があります。
シリコンバッグは、豊胸手術で最もポピュラーな方法で、確実にサイズアップが可能です。
脂肪注入法は、自身の脂肪を使うため、ナチュラルな仕上がりを求める方に適しています。
ヒアルロン酸注入法は、ダウンタイムが短く、気軽にバストアップできる手軽さが特徴です。
シリコンバッグ挿入法の特徴は何ですか?
シリコンバッグ挿入法は、バストの下や脇の下、乳輪周囲からアプローチし、胸の中にシリコン製の人工バッグを挿入する方法です。
バッグはラウンド型とアナトミカル型(涙型)があり、理想の形状に合わせて選択できます。
この方法のメリットは、確実に大きさをコントロールできることと、長期的なボリュームの維持が可能な点です。
一方で、カプセル拘縮(硬くなる合併症)が起こるリスクもあるため、術後のケアが重要です。
脂肪注入法はどんな人に向いていますか?
脂肪注入法は、自分の脂肪を胸に注入する方法です。特に、自然な質感や動きを重視する方に向いています。
また、異物を体内に入れたくないという人にも人気があります。
ただし、十分な脂肪が採取できることが条件で、痩せ型の人には適していない場合もあります。
また、注入した脂肪のうち、約50〜70%が生着し、それ以外は吸収されてしまうため、複数回の施術が必要になることもあります。
ヒアルロン酸注入法はどのような特徴がありますか?
ヒアルロン酸注入法は、メスを使わず、注射のみでバストアップを目指す方法です。
施術時間はわずか30分程度で、ダウンタイムもほとんどないため、忙しい方や手術に抵抗がある方にも選ばれています。
しかし、効果は半年〜1年程度と比較的短期間なので、定期的なメンテナンスが必要です。
また、ヒアルロン酸が吸収された後、しこりができる可能性もあるため、信頼できるクリニック選びが重要です。
手術時間はどれくらいかかりますか?
施術方法によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
- シリコンバッグ挿入法:約1.5~2時間
- 脂肪注入法:2~3時間
- ヒアルロン酸注入法:30分程度
いずれも日帰り手術が可能ですが、体調や状態によっては1泊入院を勧められることもあります。
豊胸手術後は入院が必要ですか?
ほとんどのケースで日帰り手術が可能ですが、術後の状態によっては1日程度の入院を提案されることもあります。
特に、シリコンバッグ挿入法は術後の腫れや痛みが出るため、医師の判断によって経過観察が行われることがあります。
帰宅後も、自宅で安静に過ごすことが大切です。
ダウンタイムはどれくらい必要ですか?
ダウンタイムは施術法によって異なります。
- シリコンバッグ挿入法:1〜2週間の腫れや痛みがあり、1ヶ月ほどは激しい運動を控える必要があります。
- 脂肪注入法:脂肪採取部と注入部に内出血や腫れが生じ、1〜2週間で落ち着きます。
- ヒアルロン酸注入法:翌日から通常通りの生活が可能です。
いずれも術後のケアが回復を早める鍵になります。
手術後の痛みはどの程度ですか?
手術中は、全身麻酔や静脈麻酔が使用されるため、痛みは感じません。
術後は、圧痛や腫れ、違和感が出ることがありますが、医師の指示に従い痛み止めを服用することで十分にコントロールできます。
特に、シリコンバッグ挿入法は術後数日は強い痛みを感じる場合もありますが、1週間程度で落ち着くことが多いです。
術後に注意すべき点は何ですか?
術後は、以下の点に注意が必要です。
- 胸を圧迫する行為(うつ伏せ寝・強いマッサージ)は避ける
- 激しい運動や重いものを持つのは1ヶ月控える
- シャワーは翌日からOKだが、湯船に浸かるのは1週間後
- 専用ブラジャーやサポーターを着用し、バストの安定を図る
正しいケアをすることで、ダウンタイムを短縮し、仕上がりも良くなります。
しこりや硬さができることはありますか?
脂肪注入法やヒアルロン酸注入法では、しこりが生じることがあります。
特に、脂肪が壊死した場合や、生着しなかった脂肪が石灰化すると、硬結やしこりとなることがあります。
また、シリコンバッグ挿入法の場合、カプセル拘縮により胸が硬く感じることがありますが、マッサージや定期検診で早期に対応することが大切です。
豊胸後でも授乳はできますか?
基本的には、シリコンバッグ挿入法でも脂肪注入法でも授乳は可能です。
バッグは乳腺の下または大胸筋下に挿入されるため、乳腺や乳管には影響しません。
ただし、稀に感覚が鈍くなることや、乳腺に影響する術式を選んだ場合は、授乳への影響が出る可能性があるため、妊娠や授乳を希望している場合は事前に医師へ相談しましょう。
豊胸手術の効果はどれくらい持続しますか?
- シリコンバッグ挿入法は、10年以上の耐久性があると言われていますが、10〜15年ごとの入れ替えが推奨されています。
- 脂肪注入法は、生着した脂肪は半永久的に残りますが、体重変動によってボリュームが変わることがあります。
- ヒアルロン酸注入法は、半年〜1年程度で体内に吸収されるため、効果を維持するには再注入が必要です。
費用はどのくらいかかりますか?
施術方法によって異なりますが、目安としては以下の通りです。
- シリコンバッグ挿入法:70万円〜150万円
- 脂肪注入法:80万円〜200万円
- ヒアルロン酸注入法:10万円〜30万円
これらはあくまで目安であり、
クリニックによる価格差やオプション費用が発生する場合もあります。カウンセリング時に詳細を確認しましょう。
豊胸手術に失敗はありますか?
どんな手術でもリスクはゼロではありません。
豊胸手術においては、左右差が目立つ、希望より大きすぎる・小さすぎる、カプセル拘縮や感染症などが発生することがあります。
これを防ぐには、経験豊富な医師とクリニックを選ぶことが重要です。
また、術後のアフターケアや、異変を感じた際の早期対応が成功へのカギとなります。
カウンセリングで確認すべきことは何ですか?
カウンセリング時は、以下をしっかり確認しましょう。
- 理想のバストサイズや形を伝え、医師の提案とすり合わせる
- 術後のリスクやダウンタイムについての説明があるか
- 料金やオプション費用、保証制度について明確に提示されているか
- アフターケア体制が整っているか
納得できるまで、
遠慮なく質問することが大切です。
豊胸手術を受ける前に必要な準備は何ですか?
手術前には、健康状態の確認が必要不可欠です。
術前検査として、血液検査、心電図、胸部レントゲンなどが行われます。また、アルコール摂取や喫煙は2週間前から控えるように指導されます。
特に喫煙は、傷の治りを遅らせたり、感染リスクを高めるため、禁煙は重要なポイントです。
さらに、術後の生活に備えた準備(前開きの服の用意や、家事のサポートを依頼するなど)も大切です。
豊胸術のシミュレーションはできますか?
多くのクリニックでは、手術前に3Dシミュレーションや試着用インプラントを使って、術後のバストサイズや形のイメージを確認することが可能です。
これにより、「想像と違った」というリスクを軽減できます。特に、シリコンバッグ挿入法では、サイズ感の違いによる印象をしっかり確認しておくと安心です。
傷跡はどこにできるの?目立つ?
手術方法によって、
切開箇所が異なります。
- 脇の下(目立ちにくいが、やや技術が必要)
- 乳輪の縁(色の境目に沿うため、目立ちにくい)
- 胸の下のライン(バストの自然な影に隠れる)
傷跡は通常、
半年〜1年ほどで目立たなくなることが多いですが、
体質によってはケロイドや肥厚性瘢痕になることもあります。
術後のケアとして、
専用のテープや
クリームを使うことで目立たなくすることが可能です。
豊胸手術は保険適用される?
基本的に、美容目的の豊胸術は保険適用外であり、自由診療となります。
ただし、乳がん手術後の乳房再建など、医療的必要性が認められる場合には、保険が適用されるケースもあります。
美容目的の手術に関しては、すべて自己負担となるため、費用については事前にしっかり確認しましょう。
手術後にバストの感覚が鈍くなることはありますか?
シリコンバッグ挿入法では、術後にバストや乳首の感覚が一時的に鈍くなることがあります。
これは、神経が一時的に圧迫されたり損傷したりするためで、通常は数週間〜数ヶ月で回復します。
ただし、ごく稀に感覚が戻らない場合もあるため、事前にリスクとして理解しておく必要があります。
カプセル拘縮とは何ですか?どう防ぐの?
カプセル拘縮とは、シリコンバッグを体が異物として認識し、
過剰に被膜(カプセル)が厚く硬くなってしまう現象です。
これによって、
胸が硬くなる、変形する、痛みが出ることがあります。
予防策としては、
- 術後の適切なマッサージ
- テクスチャードタイプのバッグ選択
- 感染対策の徹底
が挙げられます。
カプセル拘縮は、
術後数年で発症することもあるため、定期検診が大切です。
シリコンバッグは破れることがありますか?
現代のコヒーシブシリコンバッグは非常に耐久性が高く、簡単には破れません。ただし、強い衝撃や経年劣化によって破損するリスクはゼロではありません。
バッグが破れた場合、体内にシリコンが漏れにくい構造になっているものがほとんどですが、定期的なエコーやMRIでのチェックを行い、10年を目安に入れ替えを検討するのが一般的です。
バストのサイズはどこまで大きくできる?
理論的にはかなり大きなサイズアップも可能ですが、
皮膚や組織の伸び具合、体型とのバランスを考慮する必要があります。
過度に大きなインプラントを挿入すると、
などの不調が出る可能性があるため、医師とバランスを相談しながら決めることが重要です。
妊娠や出産後にバストが変わることはある?
妊娠・出産後は、ホルモンバランスの変化や授乳によって、バストのサイズや形が変わることがあります。
- 脂肪注入法では、体重の増減に左右されやすく、ボリュームが減ることがあります。
- シリコンバッグは、サイズが変わらず維持しやすいですが、皮膚の伸縮によりたるみが出ることがあります。
将来的に出産や授乳を考えている場合は、
事前に医師と相談し、影響の少ない術式を選びましょう。
豊胸術後に飛行機に乗っても大丈夫?
シリコンバッグ挿入法でも、脂肪注入法でも、術後の安定期(通常1ヶ月程度)が過ぎれば飛行機の搭乗に問題はありません。
ただし、術後すぐ(特に1週間以内)は、気圧の変化が腫れや痛みを悪化させる可能性があるため、医師から許可が出るまでは搭乗を控えたほうが安心です。
術後、どのくらいで運動を再開できる?
- 軽いウォーキングは、術後1週間程度から可能ですが、ジョギングやジムでのトレーニングは術後1ヶ月以降が目安です。
- 胸筋を使う運動(筋トレ、テニス、水泳など)は、術後2ヶ月以上経過してからが一般的です。
運動再開のタイミングは、
術式や個人の回復状態によるため、必ず医師と相談してください。
豊胸術は何歳から受けられる?
法律的には、18歳以上であれば施術は可能ですが、成長期(20歳前後)では体が完全に発達していない場合があります。
そのため、多くのクリニックでは、20歳以上での手術を推奨しています。
また、年齢が高くても、健康状態が良好であれば50代でも手術は可能ですが、皮膚のハリや下垂についての対策も必要です。
豊胸バッグを入れているとマンモグラフィーは受けられる?
シリコンバッグを挿入していてもマンモグラフィーは可能ですが、通常よりも破損リスクがあるため、専門技師が慎重に行う必要があります。
また、エコー検査やMRIの方がバッグへの負担が少なく、異常を発見しやすいため、豊胸手術後はこれらの検査を組み合わせることが推奨されます。
豊胸手術後に乳がんになった場合、治療に影響する?
豊胸手術後でも乳がんの検査や治療は問題なく行えます。
ただし、バッグの存在によって腫瘍の発見が遅れるリスクがあるため、定期的なエコーやMRI検査が重要です。
もし乳がんになった場合でも、バッグの取り出し後に再度豊胸術を受けることは可能です。
豊胸手術を受けたことは周囲にバレる?
自然な仕上がりを重視すれば、日常生活で他人にバレることはほとんどありません。
- サイズを一度に大きくしすぎない
- ナチュラルな触感や動きを意識する術式を選ぶ
などがポイントです。
また、術後の
傷跡が目立たないように適切な術式と傷跡ケアを行うことで、バレるリスクはさらに低くなります。